札幌市が「メディア・アーツ都市」に!ユネスコ創造都市ネットワークに正式加盟

2013年11月21日、ユネスコ(*1)創造都市ネットワークの新メンバーとして、札幌市が正式加盟することが発表されました。世界で2都市目・アジアでは初の「メディア・アーツ都市」として認定されております。兼ねてより、弊社が幹事会の一員として加盟に向けて活動しておりました事案のため、大変喜ばしく思っております。

■ ユネスコ創造都市ネットワークとは

創造的・文化的な産業の育成と強化によって活性化を目指している都市同士が、国際的な連携・相互交流を行うことを支援する枠組みです。ユネスコが2004年に創設したもので、2013年11月現在で申請を受け付けている分野は、「文学」「映画」「音楽」「クラフト&フォークアート」「デザイン」「メディア・アーツ」「ガストロノミー」の7分野です。

今回は、アンギャン=レ=バン市(フランス)・パデューカ市(アメリカ合衆国)・札幌市の3都市が新たに認められ、世界41都市の加盟となりました。国内では札幌市の他に、「クラフト&フォークアート都市」として金沢市、「デザイン都市」として神戸市・名古屋市が加盟しております。

■ 「メディア・アーツ都市」とは

デジタル技術などを用いて、新たな文化やクリエイティブ産業の発展を目指す都市。そして、都市生活の改善に結び付くメディア芸術の振興、文化多様性の理解や市民参加を促す電子芸術の成長牽引する都市のことを指します。

札幌市の例では、雪まつりなどで実施したプロジェクションマッピング、市民参加のメディア空間「チ・カ・ホ」の設置、「初音ミク」現象を生んだクリエイティブ経済動向などがその活動の一環に当たります。

今後は、ユネスコが認める「メディア・アーツ都市」という都市ブランドや同ネットワークを生かし、文化を軸として他の加盟都市と新たな交流を図っていきたいと考えております。また、関連事業を通じて人材育成を図り、産業振興など札幌市の活性化に繋げられるよう尽力して参ります。

(*1)ユネスコ=国際連合教育科学文化機関のこと